
今回ご紹介する本は
- そろそろ筋トレを始めようと思っている人
- 筋トレを始めたばかりの人
このような人にオススメする本になります。

筋トレには科学的なルールがあります。
闇雲に重いバーベルを持ち上げるだけでは体へのダメージは蓄積するばかりか、ケガをしてしまうかもしれません。
まずは筋トレを始める前に、ある程度の知識をつける必要があります。
『科学的に正しい筋トレ』はなかなかボリュームのある本ですが、読み終えることでどのようにトレーニングをしていき、サプリメントなど栄養はどのようにとればいいか、わかるようになります。
パーソナルトレーナーをつける場合でも、ただ言われた通りやるのと知識を持った状態でやるのとではモチベーションが変わってきます。
筋トレを始める前にまずは『科学的に正しい筋トレ』でしっかり学び、効率的でケガのない筋トレを行えるようにしましょう。

- 筋肉を大きくする方法
- 筋力を強くする方法
- トレーニング前の準備の仕方
- BIG3の正しいフォーム
- タンパク質の摂取方法
- 筋トレが体に与えるメリット
- 継続するための考え方
この記事では『科学的に正しい筋トレ』の中から、なぜ筋トレをした方がいいのか、筋トレが体に与えるメリットについて紹介します。
庵野拓将
理学療法士、トレーナー、博士(医学)。けがや病気をした患者やアスリートのトレーナーとして、これまで述べ6万人の体づくりに携わってきた。大学病院では、世界最先端の研究成果を現場でのトレーニングにフィードバックするため、研究発表、論文執筆も行っている。
病気による死亡率を減らす
トレーニングによって病気に負けない体作りができることは、なんとなくイメージを持っているかと思います。
この根拠となるデータが研究によって明らかになりました。
どうやら、トレーニングを継続している場合とトレーニングをしていない場合を比べると、継続している場合の方がすべての病気の死亡率が23%減少するようです。
さらに、週にどのくらいトレーニングを行えば効果的なのかも明らかになっています。


毎日だと心が折れたり、疲労が溜まってしまい継続するのが難しくなりますもんね。
週に2〜3回なら続けられそうな頻度です。
睡眠の質を高める
睡眠は長さも大切ですが、それ以上に質が大切です。
質の高い睡眠というのは、しっかりと深く眠れているということ。
つまり、脳がしっかりと休めている状態です。
よく、睡眠負債が貯まると生活習慣病や認知症のリスクが高くなるといいますよね。
睡眠の質を高めることは健康でいるための必須項目となります。
そんな大切な深い眠りへと誘ってくれるのが、筋トレです。
- 睡眠中の体温上昇
- 睡眠中の心拍数を下げる
- 不安の解消
- 代謝やホルモン分泌の改善
このようなことが『科学的に正しい筋トレ』で解説されています。
メンタルを安定させる
有酸素運動がメンタルに良い影響を与えることは有名ですが、筋トレにもメンタルを安定させる効果があるようです。
ネガティブな思考になってしまう1つの原因として、幸せ物質のセロトニンがあります。
また、うつ病もセロトニンの減少が原因といわれています。
そんなセロトニンの分泌を筋トレが促してくれるとのこと。
確かに、ネガティブな思考になりがちな患者さんが有酸素運動や筋トレを始めてから「気持ちが明るくなった」という声を聞きます。

『科学的に正しい筋トレ』を読んでみて
これから筋トレを始めようと思っている人や筋トレを始めてみた人にとって「あー、それ知りたかった」がつまっている内容です。
僕も読んでいて
- クールダウンで疲労がとれない
- プロテインがなぜ腎臓に悪いといわれるのか
このあたりは「なるほど」と思いました。

ただ、筋トレを正しいフォームで行うためには正しく動かせる体になる必要があります。
筋肉がコリで硬い状態だったり、日常生活の偏った刺激で体の使い方にエラーがあると正しく動かそうと思っても動かせません。
早速『科学的に正しい筋トレ』で解説されているBIG3(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)を試すのではなく、負荷をかけずにその動作が行えるのかチェックしてみましょう。
行えない場合は、体を整えたりトレーニングの仕方を変えたり、工夫が必要となります。
おわりに
筋トレに関する情報はネットで検索すると山ほど出てきます。
それを一つ一つ根拠があるのかチェックして、正しいかどうか判断するのはなかなか難しいです。
僕はコツコツ調べていましたが、『科学的に正しい筋トレ』には知りたい情報がまとまっていたので助かりました。
なんならもっと早くこの本に出会いたかった。

- これから筋トレを始めようと思っている人
- 筋トレを始めたばかりの人
- 筋トレについてネットで調べている人