
「サプリメントって色々あって、何が自分に合うのかわからない」
ただでさえ種類が豊富なサプリメント。
さらに現代はたくさんの人が健康に関する情報を発信しているため、何が自分に合っているのか調べるほど混乱してしまいますよね。


病院で自分の不足している栄養素を調べることも可能ですが、まだまだ気軽に受けられるものでもなく、普及していないのが現状です。
ネットで調べても、情報がありすぎて何を信じていいのかわからない。
そんなとき参考になる1冊をご紹介します。
- 体の中で5大栄養素はどのような働きをしているか
- 薬とサプリメントとの飲み合わせ
- お悩み別のサプリメントの選び方
- 各サプリメント成分の作用と注意点
自分が試そうと思っているサプリメントにはどのような働きがあって、どのようなことに注意すべきかということが各サプリメント成分ごとに説明されているので、サプリメント購入前の検討に役立ちます。
目次
どんな団体が監修した本か
健康情報を調べるときに重要なのが、どのような人たちが発信していて信用できそうな情報なのかということです。
『サプリメント健康辞典』を監修している日本サプリメント協会は複数の医師で構成されており、対症療法だけではなく予防医学や健康増進も重要視している先生方なので、広告のような嘘などはなさそうです。
その中の1人、久保明先生は僕も会員になっている「NPO法人更年期と加齢のヘルスケア」でも講演を行なっており、いつも最新の知見を紹介してくれています。

日本サプリメント協会は
- 情報を取り扱うニュートラルな立場
- 生活者の視点
この2点を理念に掲げており、信頼できる団体かと思います。
サプリメントツリーの考え方
サプリメントを選ぶ上で参考になる考え方がサプリメントツリーです。
健康を考える上で大切となるものを土壌・木の根・幹・枝葉に例えて分類し、必要性を表しています。
●最も大切なのは土壌
そもそもサプリメントは、それだけを利用していれば健康が維持されるようなものではありません。
サプリメントを選ぶ前に考えなければいけないのが土壌の部分にあたる、日々の食事・運動・睡眠・休息です。
この4つをないがしろにしていては、いくらサプリメントで栄養素を補給したとしても健康にはなれません。
まずは日々の生活を見直すことから始めてみましょう。
●木の根はベースサプリメント
食事・運動・睡眠・休息をしっかりした上で、次に大切なのが体のベースとなるサプリメントです。
不足している栄養を補うようなサプリメントが木の根の部分にあたります。
プロテインやビタミン、ミネラルといった基本的なものがベースサプリメントです。
●幹はヘルスサプリメント
ヘルスサプリメントは健康増進や維持を目的としたサプリメントになります。
ケールやニンニク、生姜、コーヒーなどがこの部分にあたります。
●枝葉はオプショナルサプリメント
オプショナルサプリメントは基本的に医師と相談の上、摂取するサプリメントです。
病気の改善を目的としたサプリメントのため、日常的に摂取するようなものではありません。
イチョウやウコン、エキナセアなんかが枝葉の部分にあたります。
『サプリメント健康辞典』を読んでみて
前提として、食事・運動・睡眠・休息が最も大切と説明されている点で、信頼できる本だと感じました。
ただ各サプリメントの成分を紹介するだけでなく、5大栄養素が体の中でどのような働きをするのかなど体と栄養の基本から紹介しているため、自分の体について知るきっかけにもなるのではないでしょうか。
お悩み別サプリメントの選び方ではなぜそのような症状が起こるのかも説明されており、サプリメント以外の改善ポイントも知ることができます。

おわりに
おそらくネットであれこれ調べるよりも『サプリメント健康辞典』でパッと調べた方が簡単に信頼できる情報が手に入ります。
とはいえ健康情報を見る上で忘れてはいけないのが「現在、正しい情報」ということです。
最新の情報を自分で検討するアンテナは張っておくようにしましょう。
- サプリメント情報をネットで調べている人
- 自分はどのサプリメントがいいのか迷っている人
- 薬とサプリメントの組み合わせを知りたい人
※薬を飲んでいる方は『サプリメント健康辞典』で調べたとしても、医師との相談は必須です。