スマホの使いすぎで認知症になる?スマホが脳に与える影響とは
  • ちょっとした空き時間があればスマホを見ている
  • よく物忘れをする
  • 体が重く、やる気が出ない

これらに当てはまる人は、もしかすると脳がパンクしているかもしれません。

お灸さん
どういうことですか?
リキヤ
情報量の多さに脳の処理が追いついていないということです。

今回は、スマホの使いすぎによる記憶力の低下に警鐘を鳴らす1冊をご紹介します。

この本でわかること
  • 自分の脳がスマホに毒されているかどうか
  • スマホと脳の老化の関係
  • スマホで疲れた脳を回復させる方法
リキヤ
僕もかなりスマホに毒されていました・・

この記事では本書の中から、脳の情報処理機能とスマホが脳に与える影響をご紹介します。

奥村歩
おくむらメモリークリニック院長。「もの忘れ外来」を中心に、全国から毎日100人以上の受診者が来院し、これまでに10万人以上の脳を診断。脳神経外科医として認知症やうつ病に関する診察も多く経験している。

3つの情報処理機能

情報処理を行うのは主に脳の「前頭前野」という部分です。

お灸さん
脳の司令塔みたいなところなんですって。

前頭前野で行われる情報処理は

  • ワーキングメモリー
  • 熟考機能
  • デフォルトモードネットワーク

この3つに分担されます。

ワーキングメモリー

ワーキングメモリーは浅く考える機能のこと。

例えば少しの間だけ電話番号を覚えたり、相手の話に返事をしたり、普段あまり考えなくてもできる行動のときに使われる機能です。

熟考機能

熟考機能とはその名の通り、深く考える機能のこと。

どうすればこの仕事がうまくいくか計画をたてたり、どうすれば試合に勝てるのか作戦を練ったり、自分の持っている知識や経験をもとに総合的に考える機能が熟考機能です。

 スマホの使いすぎにより衰える機能の1つがこの部分です。自分で考えることって大切なんですね。

デフォルトモードネットワーク

脳にとってとても重要なのがデフォルトモードネットワークという機能。

これは何かというと、パソコンのスリープモードのような状態です。

リキヤ
つまり、ボーッとすることです。

どうやら、脳にとってはあれこれ考えて活動している時間よりも、ボーッとしている時間の方が大切だったようです。

スマホが脳に与える影響

検索すればどんなことでも教えてくれるし、いちいちメモとペンを取り出さなくてもスマホでささっとメモが取れます。

知らない場所でもスマホに案内してもらえば迷うことはないし、目的地まで何分かかるのかも教えてくれる。

お灸さん
なんて便利!

しかし、そんな便利さと引き換えに、脳の様々な機能が衰えてしまっているかもしれません。

情報が取り出せなくなる

高齢者でもないのに物忘れが多くなったと感じている人、もしかしてスマホですぐに検索したりメモしたりしていませんか?

スマホを外部記憶装置として使っていると、脳から情報を取り出すという機能が衰えてしまいます。

リキヤ
筋肉と同じで、脳も使わないと衰えていきます。

検索すればすぐに答えが見つかりますが、少し自分で考える時間を設けましょう。

疲労が蓄積する

SNSを見たりYouTubeを見たり、スマホの普及により驚くほどの情報量を浴びることになった現代人。

実はポーッと眺めているだけだとしても、脳にとっては過剰なインプットとなってしまっています。

また、インプットは多い割にアウトプットは全然していません。

その結果、脳の中は情報でパンパンに。

これが脳に疲労が蓄積する原因です。

脳に疲労が蓄積することで記憶力が低下するだけでなく、思考力や判断力、感情をコントロールする力まで低下してしまいます。

リキヤ
SNSを見てイライラしたり落ち込むのは、脳が情報でパンクしていたからだったんですね。

眠れなくなる

スマホが睡眠に悪影響を与えることは有名ですね。

眠れなくなる理由
  • スマホの光でメラトニンの分泌が抑えられてしまう
  • 強い光により交感神経が優位になる
  • 情報のインプットによって脳が覚醒してしまう

スマホの設定で暖色系の優しい光に変えることもできますが、それでも明るいかと思います。

普段は少しでも目に優しい暗めの暖色系のライトに設定しておいて、寝る前は見ないことが一番です。

補足メラトニンとは脳の松果体というところから分泌されるホルモンで、眠りをコントロールする働きがあります。

スマホ認知症とは

本書では、スマホなどに頼りすぎて脳の機能が低下している状態を「スマホ認知症」と呼んでいます。

リキヤ
これは正式な病名ではなく、著者の奥村歩先生が注意を呼びかけるためにつけた名前です。

脳に疲労が蓄積していき、様々な機能が低下することで認知症のリスクを高めてしまいます。

ちょっとでも空いた時間があればすぐにスマホを見てしまう現代人。

もしかすると高齢者になったとき、認知症を発症してしまう人が増えるかもしれません。

積極的にボーッとしよう

アメリカ・ワシントン大学のM・レイクル教授が行った研究では、デフォルトモード・ネットワークを稼働させてぼんやりしているときの脳内では、活動時の15倍ものエネルギーが消費されていることが分かっています。

ボーッとする時間は脳にとって、これからどうするかを考える準備期間になります。

この準備期間中、脳は次の行動を考えたり記憶を整理したりしているのです。

文章を読んだり誰かと話をしたり活動することも大切ですが、何もしないボーッとする時間を積極的に作り、脳に準備する時間を与えてあげましょう。

『その「もの忘れ」はスマホ認知症だった』を読んでみて

冒頭に自分がスマホに毒されているかのチェックがあるのですが、当てはまる当てはまる。

知らないうちにスマホ認知症のリスクを高めていたんですね。

振り返ってみれば、仕事のためとはいえSNSをこまめにチェックしていたり、休憩中にYouTubeなんかを見てしまっていました。

本書ではスマホで疲れた脳を回復させる方法がたくさん紹介されているのですが、僕は早速2つのことを実行しました。

  • 朝起きてすぐにスマホをチェックしない
  • 息抜きでYouTubeやSNSを見ない

いっぺんに色々やると続かないので、まずはこれだけ。

これだけでも集中力が増し、作業が捗るようになりました。

リキヤ
どんだけ毒されていたんだっ!

おわりに

おそらく多くの人が、本書の冒頭で紹介されているチェックに当てはまるのではないかと予想しています。

最近ではデジタルデトックスという言葉もあるくらいですから、スマホが脳に与える影響ってバカにできません。

スマホで手に入る便利さやエンタメに需要のある時代ですが、自分でどこまでスマホを利用するのか、制限していくことが幸せに生きる秘訣かもしれませんね。

こんな人にオススメ
  • ちょっとした空き時間があればスマホを見ている人
  • よく物忘れをする人
  • 体が重く感じる人
  • なんだかやる気が出ない人
  • イライラしやすい人
  • 落ち込みやすい人