健康のデマ情報に流されないための3つのポイント

世の中、情報がありすぎだと思いませんか?

誰でも発信できる環境は素晴らしいし、便利なツールがたくさん出てくるのも助かる。

それにしても情報がありすぎる・・

健康情報の場合は特にあれが良い、これが良いなどと情報が溢れています。

リキヤ
いまだに怪しい情報も紛れているので厄介です。

そんな世の中で自分にあった正しい情報を選ぶのはなかなか難しいものです。

お灸さん
どうしたらいいのでしょうか?

今回ご紹介する本は、情報を選ぶときに重要なヘルスリテラシーという能力を高めてくれる、現代を生きるために必読の本になります。

この本でわかること
  • デマに流されないための注意点
  • 情報の探し方
  • 病院のかかり方

    この本には健康情報を調べるときのヒントがつまっています。

    あれこれと健康について調べる前に、まずは調べ方と情報の選び方を身につけておきましょう。

    松村むつみ
    放射線診断専門医、核医学専門医、日本乳癌学会認定医。2017年に大学を辞しフリーランスとなり、神奈川県や東京都の複数の病院に勤務の傍ら、自宅でも遠隔画像診断を行う。各種ウェブ媒体に、幅広く医療記事を執筆。一般の方々の医療リテラシー向上に貢献するべく活動中。

    現代人に必須な能力「ヘルスリテラシー」とは

    ヘルスリテラシーとは、健康や医療に関する情報を探し、理解し、活用する力のことです。

    情報に溢れる現代では、特にこのヘルスリテラシーという能力が求められます。

    健康を決めるのは医者ではなく、自分です。

    誤情報に振り回されやすい日本人

    日本ではまだ「〇〇だから〜に効く!」といった情報に流されてしまう風潮があります。

    『医療リテラシー読本』の中でも紹介されていますが、新型コロナウイルスの影響で免疫力に注目が集まり、納豆やヨーグルトが売り切れるといった現象が起こりました。

    確かに納豆もヨーグルトも、免疫と関係が深い腸内細菌に良い影響をもたらす食品です。

    しかし、感染症が防げるといった薬のような作用はありません。

    このような偏った情報には一回冷静になって考えることが重要です。

    リキヤ
    「免疫力」という言葉を使った広告を見かけたら、まずは疑ってかかってください。

    化学や医療の「正しい」は変化する

    健康情報にも1+1=2のような絶対に正しい答えがあればいいのですが、残念ながら確実に正しい答えというのはありません。

    正確には「今現在、正しいとされる情報」です。

    というのも、化学や医療は日々アップデートされるからです。

    世界中の研究者たちが日々頑張って、膨大な量の研究データを論文として発表しています。

    自分の知っている情報をアップデートするのもヘルスリテラシーの一つです。

    エビデンスという言葉に要注意

    「この商品にはしっかりとしたエビデンスがあります!」

    サプリメントや化粧品なんかでよく見かける文言です。

    お灸さん
    そもそも、エビデンスって何ですか?
    リキヤ
    医療においては科学的根拠という意味です。

    「エビデンスがしっかりあるならいいじゃないか」と思うかもしれませんが、例えば鍼灸師の僕が「この場所にお灸をするとガンが治る」というのもエビデンスですし、たった1人だけ治った場合もエビデンスです。

    お灸さん
    信用できませんね・・

    その通り。

    エビデンスがあるといっても確実に信頼できるわけではありません。

    そのため、エビデンスは信頼性が高いものを区別するためにレベルを設けています。

    エビデンスレベルとは

    お灸さん
    こんなに段階があったんですね。

    エビデンスレベルが高いからといって100%信頼できるわけではありませんが、情報を選択する一つの目安になります。

    実は動物研究ってレベル6にも満たないエビデンスレベルだったんです。

    先ほどの例え「この場所にお灸をするとガンが治る」というのもレベル6という、エビデンスレベルでいうとほとんど根拠はありません。

    エビデンスという言葉を見かけたら、この表を思い出してください。

    SNSの特徴「エコーチャンバー現象」とは

    エコーチャンバー現象とは、閉鎖空間でのコミュニケーションが繰り返されることで、特定の意見や信念が増幅され、強化されることを指します。

    SNSで「いいね」がたくさんつくと嬉しいですよね。

    でも、ちょっと注意が必要です。

    Twitterなどで自分の考えをツイートしたとき、その考えに賛同してくれた人が多ければ多いほど「自分が正しい」と思い込んでしまいます。

    『医療リテラシー読本』でも紹介されていますが、ワクチン陰謀論なんてものもエコーチャンバー現象の産物ではないでしょうか。

    情報収集の3つのポイント

    お灸さん
    ネットで検索した情報もダメ、SNSの情報もダメ、いったい何を信じればいいのでしょう?

    ダメというわけではありません。

    それでは『医療リテラシー読本』で書かれている情報収集のポイントを3つ、ピックアップして紹介します。

    1複数の情報源を調べる

    何か情報をキャッチしたらすぐにその情報を信じるのではなく、自分でも調べてみましょう。

    一つの情報源よりも多角的な視点からその情報について見えてきます。

    2公的機関のサイトを調べる

    自分が崇拝している有名人の意見が正しいと思ってしまいますが、それよりも公的機関のサイトを調べてみましょう。

    参考になる公的機関
    • 厚生労働省
    • 大学
    • 研究機関
    • 診療ガイドライン

    3反対の情報を調べてみる

    「〜に効いた」という情報を見たら、反対に「〇〇は〜に効かない」というように反対の情報を調べてみましょう。

    情報を違う角度から見てみると、新しい発見がありますよ。

    『医療リテラシー読本』を読んでみて

    リキヤ
    現代人は必読といってもいいのでは?

    そのくらい、現代の情報過多社会を生きるために必要な情報がつまっている本です。

    今回ご紹介した内容のほかにも

    • 医者とのコミュニケーションのコツ
    • 情報を信じてしまう仕掛け
    • デマ情報の特徴
    • 検査を受ける意味

    などなど、興味深いコンテンツが満載でした。

    健康情報を調べる前に、まずは『医療リテラシー読本』で情報の選び方を学んでみてはいかがでしょうか。

    おわりに

    「情報を天秤にかける」というのは、まさにそうです。

    情報を深掘りしていくと良い面と悪い面の両方が見えてきます。

    その良い面と悪い面を自分の中で天秤にかけて、メリットがデメリットを上回るようだったら取り入れればいいのだと思います。

    ヘルスリテラシーを高める理由は情報を調べるだけでなく、それを活用し健康を通して幸せになることにあります。

    お灸さん
    自分に合った良い情報を選びましょう。
    こんな人にオススメ
    • 健康オタク
    • セラピスト
    • 自分の体で気になることがある人
    • 不安で色々調べちゃう人
    • よくSNSで発信する人