
- 仕事でミスをしがち
- 集中力が続かない
- 物覚えが悪い
このようなお悩み、もしかすると目を鍛えることで改善するかもしれません。
今回は脳と体を活性化させるワークブックをご紹介します。
- 眼精疲労、頭痛、肩こりの改善
- 仕事の効率アップ
- 頭の回転アップ
- 体を自由に動かせるようになる

北出勝也
検眼学を学び、米国の国家資格「ドクター・オブ・オプトメトリー」を取得。見え方の悩みをもつ子どもやスポーツ選手の視覚機能の検査、トレーニング指導に従事。書籍の執筆や講演会。勉強会の講師など幅広く活躍している。
目次
目も鍛えることができる
テレワークの普及で驚くほど体を動かさなくなった現代人。
動かさなくなったのは肩や足だけではなく、目も動かさなくなりました。

限られた範囲のモニターしか見ていないので、目を動かす筋肉やピントを調節する筋肉がコリコリです。
ただ、筋肉ということは鍛えることも緩めることも可能。
普段使っていない目の筋肉を使ってあげることで、様々な効果が期待できます。
脳トレにもなる
「見る」ことによって脳と体は反応します。
- 目から情報が入る
- 脳で取り入れた情報を処理する
- 処理された情報に応じて体を動かす
このように、目には脳と体と深い関係があります。
情報処理をするので脳は働いているのですが、どうやら目を動かすことによってさらに脳は活性化されるとのこと。
また、目を動かすことと体を動かすことでボディイメージが向上するため、スポーツ選手でもビジョントレーニングを取り入れている方が多いそうです。
集中力を高め仕事効率を上げる6つのトレーニング
本書で紹介されているトレーニングは6つのパートに分かれています。

●追従性眼球運動トレーニング
追従性眼球運動トレーニングとは、目だけを動かして見たいものに視線を合わせるトレーニングのこと。
- 注意力アップ
- 書類などの見落としが少なくなる
- 字がキレイに書けるようになる
木のポーズをして視線を動かすトレーニングが難しい・・というかできない。
●ピントを合わせるトレーニング
寄り目や離し目をしてピントを調節するトレーニングです。
- ピントが合わせやすくなる
- 目が疲れにくくなる
- 姿勢が良くなる
このトレーニングが結構おもしろくてしばらくやっていましたが、普段使っていないせいか疲れました。
●跳躍性眼球運動トレーニング
番号などを素早く目で探すトレーニングです。
- 集中力アップ
- 文字を読むスピードアップ
このトレーニングをした後に本を読んでみると、確かに早く読むことができました。
即効性がありますね。
ただ、やはり木のポーズをして行うトレーニングは難しかった・・

●視空間認知トレーニング
見たものの情報を記憶し、それを頭の中でイメージ通り操作していくトレーニングです。
- 記憶力が上がる

●視野を広げるトレーニング
遠くを見たり視界を広げたりするトレーニングです。
- 目の疲れ回復
- リラックス
一点を見つめて視野を広げていくと、フワーっと目が緩む感覚がありました。

●目と脳と体を連動させるトレーニング
見た情報に合わせて体を動かしたり、バランスをとりながら目を動かすトレーニングです。
- 体をスムーズに動かせるようになる
- 思考力アップ
目と脳と体が連動すると体の使い方もうまくなるため、疲れにくい体になれます。
体を動かすため、デスクワークの休憩中に取り入れるとリフレッシュしますよ。
『「眼の筋トレ」でスッキリ!よく見える!ビジョントレーニング』を読んでみて
まさか自分がこんなにもできないと思いませんでした。
出張でも鍼灸マッサージをしているので移動が多く、目は使っているものだと思っていたのですが使えていなかったんですね。
あと、視野を広げるトレーニングで感じたのですが、思いのほか目に疲れがたまっていました。
すぐに効果を感じられたトレーニングも多かったので、続けてみようと思います。

おわりに
普段いかに目を使っていなかったのかを実感できる1冊です。
目を動かすことで体は変わります。
肩や腰、足なんかのストレッチも大切ですが、目の筋肉も労わないとだめですね。
患者さんに教える前に、自分の目を鍛えようと思います。
- 眼精疲労が気になる人
- 仕事の能率を上げたい人
- スポーツをしている人